Day 9 Week 3 腋窩
午後より実習(依藤)。腕神経叢スケッチ課題。
13:02 課題の説明 。
13:05 9名不在 13:11 2名不在 (説明やブリーフィングがありますので…)13:17 全員出席。
13:10 実習開始。
16:05 最初の班終了。18:25 残り5班。19:00 1班。20:00 戸締まり(自習の為。おつかれさまでした。)
作業に関するQ&A(★はFAQ)
★静脈:変異(個体差、variation)が多い。動脈や神経とともにあると、静脈の優先順位は低くなる場合がある。
鞘:血管神経にまとわりついていた結合組織。実習書の模式図のようなビシッとした管ではない。
ティッシュ:あると便利。書籍をめくるときなど。各自で用意してください。
スポンジ:過剰な液体を吸い取ってください。道具洗浄のためだけでなく、便利に使ってください。
★鎖骨:0. 鎖骨の周辺をキレイにする。1.鎖骨中央より外側寄りをストライカーまたは手ノコ。2. 胸鎖関節をメスで開く。
★腕神経叢:見え始めるのは「束」の部分だろう。図譜で現在地を予想しよう。その後、よく剖出をし、同定していく。「根」は本日見えない。「幹」は? 末梢へ探索することで「〜神経」を同定していく。
神経を末梢へ追う方法:「剖出する」だけでなく、「指でさぐる」「引っ張ってみる」。分布先が見えない場合でも、走行の特徴や、分布先を確認できる場合があります。
レポート右側左側:それぞれで作成するわけですが、相互に確認し合って、磨きをかけることを強く奨めます。知識・実習経験値・レポートの質、向上の為。
ありのまま:神経叢の吻合様式は、人それぞれ。左右でも違う。よく剖出し、末梢を同定し、ありのままをスケッチ。
★皮神経:腕神経叢から皮神経も出ています。内側…皮神経と尺骨神経を混同しやすい。引っ張って分布先を確認。
持ち込み資料:充実していますか。Q「剖出もした、分布する方向もわかった。ところで、この神経なんですか?」A「調べてください。」
今年の変異例:浅上腕動脈。神経束がひとつ。
★色鉛筆:不要。色鉛筆をとりに帰ったひとがいるらしい。前もって知らせないと、組織学の調子のまま。
腕神経叢レポート提出要領
1.各班左右で各1枚の提出。レポートには剖出・同定を担当した 者の学籍番号・氏名を記載(全員の氏名等を書くのは不可)
2.剖出にあたっては視野を広く取るために鎖骨の露出部分をスト ライカーで切断除去する(この操作は実習書には書かれていな い)。鎖骨下筋も適宜除去する。
3.腕神経叢の分岐・吻合のパターンが分かるような図を描き(腕 神経叢の神経幹の剖出・記載は不要)、図と実物が合っているか のチェックを教員から受け、そのサインをもらった上で、教卓横の 机の段ボール箱に提出。
4.提出の締切は2日(木)17:30。
その他の進捗
CT講習会のコース申込み、13時までにあと8名。10時までの受付分にはメールで連絡。レイトは明日処理します。
依藤メモ
*鎖骨の切断はP.28右カラムの下1/5くらい「腕神経叢」のところでおこなう。本日の最初におこなうのではない!
*腕神経叢のところの静脈の除去にあたっては、中に血液が残っている場合はタコ糸(教卓の前の解剖台にあり;ハサミで必要分切って使って下さい;1カ所につき2本使用して結紮。その間で切断する。)で静脈を縛り、中身が出てこないようにしてから切断、除去する。
*色糸は動脈や神経のマーキングに使用し、結紮用には使わないで下さい。
*本日15:00~16:00頃、お知らせ。
*腋窩動脈の分枝の数:私は第1部:1本、第2部:2本、第3部:3本と覚えています。