第3回試験 正解と解説

筆記


村上出題

  1. c(圧力が左>右なので左右短絡があれば大体は左→右。右→左だけ知っておけば)
  2. a(Wntは造血中胚葉、NogginはBMP阻害、レチノイン酸は心房)
  3. e(中隔の捩れが生じないのが大血管転移、右寄りになるのがファロー四徴症)
  4. e(左右で消失パターンの異なるのが第6。反回神経と関連付けて)
  5. d(肺血管床の器質的損傷による肺高血圧。左右短絡を閉じてしまうと右心不全の悪化を招く。心肺同時移植の例はあるが、Eisenmenger化を防ぐことが第一)
  6. c(大動脈肺動脈中隔、腸管壁の神経叢は神経堤由来)
  7. キャンセル(c, dの2択になっていた。全て正解とする)
  8. a(間膜の運命も整理しておこう)
  9. c(肺は内胚葉。終末嚢期以降の末端以外の気道は立方〜円柱上皮。管状期に気道上皮の分化が進む。肺胞上皮が分化し界面活性物質を分泌するのは終末嚢期以降)
  10. d(Whirlpoolサイン)
  11. b(症候から。画像は補足的)
  12. e(膝窩筋はロックを外す。十字靭帯は常に緊張。側副靭帯は屈曲位で弛緩。内側側副靭帯〜関節包〜内側半月の癒着は損傷の連続につながる)
  13. d(精巣動脈に沿った経路で)
  14. e(大腿骨頸骨折で周囲の動脈が損傷すると大腿骨頭壊死に)
  15. a(外側側副靭帯の損傷だから該当するのを選ぶ)
  16. e(双子筋は骨盤の後方)
  17. c(陰部神経管(アルコック管)。陰部神経ブロックで使うので陰部神経の経路は重要)
  18. e(モリソン窩は肝腎陥凹ともいい、ここの痛覚は横隔神経を通るのでC3~5のデルマトームへ放散)
  19. d(傍尿道腺は女性の器官で、男性の前立腺に対応)
  20. a(白膜が精巣の内圧に対抗)
  21. a(峡部は子宮壁内、頚部は子宮の一部)
  22. c(子宮摘出時は尿管損傷に注意)
  23. c(発生上の由来が異なるので)
  24. e(この歩行障害を間欠跛行といい、神経性と血管性がある。大腿動脈は外腸骨動脈から。陰茎の動脈は内腸骨動脈から。下肢の異常とインポテンツが同時にあることから総腸骨動脈と推定)
  25. c(総合感冒薬に含まれる鎮咳薬(コデインなど)は副交感神経系抑制作用があるので排尿も抑制されることが。説明書の副作用の欄には排尿障害があるはず。最初の処置としては、侵襲の少ない方法を選ぶ。尿閉時に利尿剤はいけない)