教員もやってみた:背部浅層

今年度は教員も解剖しています。そのメモを「教員もやってみた」のカテゴリに記録します。手びきと違う手順を試しているので、皆さんの参考にはならないかと。


27日:

  • 背部皮剥ぎ。皮膚に孔を空けて指や鉤で牽引する。力が入りやすく疲れ難い。
  • 浅筋膜は深筋膜から一気に除去。結合の硬さに応じて、メスの刃側、峰側、プローブで。
  • 大後頭神経の剖出は困難で、僧帽筋の後頭骨からの起始部を痛めがち。パスしても良いかも。

28日

  • 僧帽筋の切断・翻転。僧帽筋前縁を残すのは副神経を避けるため。
  • 起始部を切るときにハサミが小菱形筋を切らぬよう注意。
  • 僧帽筋の裏側に副神経の枝が現れるので、中枢側に辿る(すでにみえてなければ)。間隙を埋める脂肪が大目。