§15−17
こだま
この神経は?と問えば、分布先は?と問われます。
この筋は?と問えば、起始停止は?と問われます。
現場で調べられる体制をつくりましょう。
実習中は、技術的なポイントでもあるけれど、試験中は習熟度を測るポイントのひとつでしょう。「神経と分布」「筋と起始停止」にとどまらず、「支配神経ー筋ー起始停止ー身体運動」など、すべてが問われます。
背側から:腹側からみたはずだけど…肩甲背神経、前鋸筋。
頚神経叢の復習:皮枝(後頭部〜頸部〜胸部へ)、筋枝(ワナから筋へ)。51ページの作業中、さいごまで残っているかも。
僧帽筋:47頁(1)が不完全だと、残ってしまっている。
前腕屈側4つの筋:起始は内側上顆でしかないので、わかりにくい。停止をくっきりさせれば、わかりやすい。もうちょっと末梢へ視野を広げてみる。
円回内筋:起始停止を意識して、その方向に筋束が走っているか。指で分け入って確認。正中神経が通るという特徴は、あとのページに記載。
浅指屈筋:腱は平面的に配置するのではなく、”2階建て”に配置することに注意。第3、4指への腱が上、第2、5指への腱が下に位置する。
変異(variation):があり得るものです。腱の数、長掌筋の有無。動脈の分岐ぐあい。
滑液鞘(腱鞘):腱にまとわりつく薄い膜として認識できる。非常に薄く、透明。教科書の図は”模式図”で、印象は異なる。
Extensor digiti minimi: Absence of muscle rare; fusion of the belly with the Extensor digitorum is not uncommon. (Gray’s Anatomy 29th Am Ed)
筋の同定:第一に起始停止。次に…引っ張ってみる。今日の範囲だと、停止部近くの腱を引いてみる。
17時10分 最初の班が終了。第一波。18時過ぎ、終了第二波。20時30分 終了。