§69ー71 骨盤
死体解剖保存法:本実習は、この法令を遵守して行っております。詳しくは、総務省ホームページなど、インターネットでも見られます。
以下の文章の正誤は?
1.医学部生はだれでも実習できる。
2.医師免許をもっていればだれでも実習できる。
3.解剖学教室の教員はだれでも実習できる。
すべて、誤りです。解剖学教授の許可のもとでないといけません。学部は関係ありません、免許も関係ありません。この実習では、教員といえども、教授(または准教授)でないといけません。本法以外に「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」も関係します。法律には詳しくなくとも、常識的な判断をすれば大丈夫なはずです。
腸恥筋膜弓:腸骨筋膜の一部分。これにより血管裂孔と筋裂孔がわけられる。
臍動脈:臍動脈索。閉鎖した臍動脈由来の索。見つからなかった。
動脈の枝:分布先や走行の特徴で判断する。例えば、上殿動脈は大殿筋の下層でみたやつですか?内陰部動脈では、靱帯や骨との位置関係は?
立体的な理解:内閉鎖筋、肛門挙筋、肛門挙筋と深会陰横筋の関係。
尾骨筋:それまでの作業中に、いつのまにか、はがしてしまっている場合がある。仙棘靱帯の内側に、筋線維が残っていないだろうか。はがさず残っていれば、同定に迷う筋ではないのだが。
靱帯:股関節周囲の靱帯は、方向と感触で。今日の範囲でハッキリとできるのは、仙棘、仙結節ぐらい。膝の時も、ハッキリ出るものと、出ないものがありました。
消化管の内面:やはり無理が多い。
関節包:は、滑膜と結合組織。関節唇は線維軟骨。関節包の外には、靭帯。