§71, 73ー78 股関節、顔、咽頭、喉頭、頭蓋
咽頭、喉頭について質問あまりない。
「神経解剖が先でよかった」との声。そう思います。
講義メモ
CT、MRIの画像(参考書などの図)や横断標本(実習室)をみておこう。
§71
仙腸靱帯:省略
仙骨神経節、不対神経節:省略
§73
顔面神経VII:麻痺するとどうなるか。表情筋との関係。
耳下腺:VIIはつらぬくだけ。支配するのは舌咽神経IX。
舌骨上筋群:ていねいに剖出はしておく。後々のため。
上・下眼静脈:海綿静脈叢へつながる。感染が広がる。内頚A、VIが通り、III, IV, V1, V2が接する。
§74
舌咽神経IX:茎突咽頭筋を目安にとらえる。
上頚神経節:チェック
嚥下:仕組みを理解する。
§75
甲状腺:軟骨や気管との位置関係。発生に関係して、錐体葉、甲状舌管嚢胞。血管(上・下にくわえ最下が入る場合も)。上皮小体(位置変異する場合も)。
気管:分岐部の形と誤嚥。気管切開の場所と注意点。
§76
生体:軟骨(甲状、輪状、披裂)。神経(迷走神経X[上喉頭神経、反回神経])
§78
硬膜(鎌やテント)、静脈洞、脳神経、下垂体。
FAQ
股関節周辺:線維が硬く、筋が癒着していた。寝たきりのせいか。
前頭筋:薄い。色合いに注目。黄(脂肪)>筋>白(線維)。腱まではきびしい。
静脈洞:硬膜の内葉・外葉の隙間。剥がさず透けて見える。剥がすと一緒に剥がれる。実習書は「適当に剥ぎながら」で始まるのに、途中、「剥がさずに確かめる」とある。ややこしい。まず、全く剥がさずできるだけ(神経、血管)やって、次に、しっかり剥がしてまたやれば(神経)。
茎状突起:やや奥まっているが下顎の脇で触れられる。骨標本を参考に。この付近に求める筋や神経がある。
頚静脈孔:内頚静脈、舌咽神経IX、迷走神経X、副神経XI。
舌咽神経:筋との位置関係はグレイ図8.247、枝は解剖学講義図8-171。茎突舌骨筋の外側をめくって、動脈周辺をキレイにしてみる。
迷走神経の神経節:頚静脈孔内とその下で、上と下神経節。
上皮小体:甲状腺とともに皮膜の中にある。皮膜を壊さないように指でさぐる。
声帯ヒダ:まず、声門の開閉(呼吸の制御)に関わる披裂軟骨と筋群の動きを理解する。声門が閉じると声帯はゆるむ。その後、輪状甲状筋の作用を考える。収縮すると、声帯ヒダは緊張(配布プリントの図、解剖学講義図8−136)。
下垂体:正中断を見てみた。中葉にコロイドが溜まることがある。発生をべんきょう。
メモ
骨標本:頭蓋底が見える標本を用意すること。
骨標本の扱い:汚すとカビが生えます。清潔な手で触りましょう。
水とアルコール:水は乾燥防止=日々の乾燥防止に。アルコールは乾燥防止かつ防腐=金曜日にかけておくとよい。乾くと硬くなって解剖できなくなる。カビは部屋中拡散して難儀なもの。アルコールは常々使うと作業しづらい。目は痛いし、酔うかも。