PAとAP

X線撮影では、たとえば同じ正面像でも、X線が背側から照射されたか、腹側から照射されたかによって、映り方が違う。X線は平行光線ではないからだ。

X線源に近い方がより大きく拡大され、フィルムに近い側はそれより小さく写る。映った物の大きさをX線写真上で評価するときには注意が必要だ。

体位も違う。PAは立位で撮影する。一方、APはポータブルX線撮影装置を使い、病室で仰臥位で撮る。立位では腹部の内臓が重力で下がり、胸腔が広がっている。仰臥位では反対に腹部の内臓が横隔膜を押し上げ、胸腔が狭くなる。心臓の形も違ってくる。

The difference between Chest Posterior Anterior (PA) and Anterior Posterior (AP) radiographs

撮影時のX線の向きを写真とともに記録しておくことが大切(背腹方向なら「PA」など)。