胸部課題レポート点検
冠動脈のレポート、点検がおわりました。村上、多鹿でダブルチェックしました。
以下に、多鹿の感想を記します。
文書を作成する力
社会人の常識(Word, Excel, PowerPoint, Access)は、会社に入れば講習会があるらしい。大学院ではどうしようもなくやらねばならない。今後のみなさんには、習練する機会、ヒマがあるだろうか。多かれ少なかれ、文書を避けることはできません。2年次の論文作成チュートリアルが有効ならいいのだが、格差があるようだ。日頃のメールのおかげで、文字入力はバッチリなはず。文書作成…これからガンバってください。
文書を納品するまえに…
- 文書に必要パーツはあるか?(タイトル、名前、章立て、図とその説明、引用)
- 親切か?(ページ挿入、ヘッダーを利用、ホチキスorクリップ?)
- 見やすいか?(文字の大きさ、フォント選び、行間)
とりあえず、身の回りの出版物に似せてみよう。新聞やお気に入りの教科書はどんなレイアウトになっているだろうか。レイアウトが悪ければ、商品(文書)は売れないんです。
- ネットの文章は、だれに対して執筆されたのだろう?
- 「まえだ」先生、大人気。あの文章は、何を参考に執筆されたのだろうか、元の文献は何だろう?もし、「まえだ」先生がネット情報を参考にしていたと仮定したら、あなたは先生を信頼しますか?
- ウィキ丸写しがいた。これを「コピペ」という。
- 一定間隔の無駄なスペースはなんだろう?改行がスペースに変わることがある。コピペか?
- 専門用語をつかうとき。文書中、初めて使用したときには説明せず、2度目に出したときに説明している。複数のページをコピペか?
- 徳州会も人気。「心臓筋肉細胞?」「恐ろしい?不整脈」「1日?に約10万回」。
- 当然、解剖学教室にもパソコンがあり、ネットにつながっている。オペレーターには強者がそろっているー
薬理の範囲に難儀している?コピペは簡単だけど。
「t-PA」、「プラスノーゲンアクチベーター」、「血液をさらさらする薬」、「血栓溶解薬」。「t−PA」としか記さないでは「血液さらさら」がマシにみえる。せめて、「血栓」「溶解」といったコトバがほしい。商品名ニトロペンのみ記載しているのもあった。「ニトログリセリンや亜硝酸薬」、「ニトログリセリンやニトロール」、これらを併記するのは、難がある。
総称(心臓作用薬、抗狭心症薬など)
分類名(亜硝酸化合物、亜硝酸薬)
一般名(イソソルビド、ニトログリセリン)
商品名(ニトロール、ニトロダームなど)
投与方法、剤形(舌下錠、噴霧薬、経皮吸収剤、内服薬など)
その他
- 動画をふまえて「問診」を必要とする? 文書の構成をかんがえよう。
- 分量を稼ぐと良いか? 否。ボロが出やすいともいう。
- 同じレポートを提出した2人がいる。図と文章が同じ、脱字が同じ。参考文献を共有するのはいいが、………。