実習試験第3回正解

紙の試験(村上)
問題1 (1点×19)
(1)輪状甲状筋、(2)滑車神経、(3)上矢状静脈洞、(4)内耳神経
(5)後輪状披裂筋、(6)外側半規管、(7)アブミ骨筋・鼓膜張筋
(8)舌咽神経・迷走神経・副神経、(9)ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨
(10)動眼神経・滑車神経・外転神経・副神経・舌下神経


問題2 (4点)
鼓索神経は顔面神経の枝で鼓室内を通り、舌前2/3の味覚を伝える。後1/3の味覚は舌咽神経が伝える。慢性中耳炎により鼓索神経が障害されたために、舌前2/3の味覚が感じにくくなった。舌の一般知覚は、舌神経(前2/3)と舌咽神経(後1/3)が伝えており、これらは障害されない。(太字が1点)
(口蓋の味覚は大錐体神経、喉頭蓋の味覚は迷走神経が伝える。味覚の種類による舌上の感受性分布は一定の強弱はあるもののはっきりしたものではなく、加齢によって変化もする)
問題3 (1点×2)(解説)
(1)視神経乳頭は黄斑の内側(鼻側)にあるから、盲点は視野中心の外側(耳側)になる。眼窩を上方から解剖したときに見える、視神経の位置と眼の光軸との関係を想起せよ。
(2)下垂体は視交叉のすぐ後方にある。下垂体に大きな腫瘍ができると視神経が圧迫され、視交叉や視神経の内側から障害を受ける。網膜の内側半からきて対側に交叉する線維がここにはある。したがって、視野の外側から障害が起こる。文字が見にくいとのことから、視野中心近くまで障害が進んでいるものと考えられる。