MBOTC第3版と第4版

Molecular Biology of the Cellの第4版は、第3版から全面的に書き換えられている部分が多い。細胞骨格のところも。


第4版では微小管、アクチン、中間径と分けて章立てされていなくて、重合・脱重合、結合タンパク質、モータタンパク質など、共通する事項ごとにまとめて述べられている。研究の進展や流行を反映し、項目の入れ替えもある。たとえば、第3版にあった細胞のロコモーションは第4版ではなくなり、血小板のアクチンや低分子量Gタンパク質は追加されている。
第3版の発行は1994年だから、いまの医学科2年生はまだ小学生で、インターネットもケイタイもiPodもなかった。その学習に努力を払うのは、ケイタイの旧機種を定価で買うようなものかもなあ。
第4版の日本語版の発売予定は出版社のサイトによると11月15日になってる。