絵でわかる感染症 with もやしもん

好きでもないのに何の役に立つのかも分からず勉強するのはツラい。基礎医学はまさにそうなりがちな授業だ。本学の3年生が学ぶ細菌学・ウイルス学は、合格することの最も困難な授業らしい。モチベーションを保つのに、少し先々を見ておくのもよいかもしれない。

感染症学は、細菌学・ウイルス学を主な基礎とする臨床医学だ。本書はその一般向けの(つまり医学部の授業用ではない)入門書だ。

挿絵に『もやしもん』作者のイラストが使われている。

つまり、タイトルが「マンガでわかる」ではなく「絵でわかる」なのはそういうことだ。本文は平易な文章でわかりやすい。「感染症学」のパースペクティブが、基礎から社会的問題まで、広い見地から述べられている。

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本文と『もやしもん』の挿絵
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抗生剤は適正に使わないと損失が大きい

一つの章をさいて、微生物が分類され説明されている。それぞれの微生物につけられた挿絵も『もやしもん』の作者によるが、『もやしもん』には登場しないのもある。本学生の制作した「菌名鑑」(PANDORAを探せばあるはず)と合わせて学ぼう。

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微生物図鑑。スピロヘータは『もやしもん』には登場しない