Week3 Day2 上腕〜前腕の屈筋

午前 上腕、スケッチチェック
午後 つづき

8:40 開始、11:10チェックは終了。数班は修正作業。

・動脈の枝、変異が多い。(去年の授業プリント:PANDORA、2015年9月、脈管系)
・スケッチよくある修正:尺骨動脈、橈骨動脈、腋窩動脈の剖出不備。ラベル抜け。漢字誤り。
・漢字の誤り:腕、腋窩、烏。

13:00 開始
14:30 最速3班終了、15:20 9班終了。
16:05 残り15。このうち、長掌筋欠損3名。17:00 残り5。
18:00 全班終了

・実地試験の様子を写真で紹介。他班の様子を見にいけば、いい練習になります。
・プロメテコア 図22.11, 図22.14。円回内筋の深さの位置が異なる。実物はどっち?
・浅指屈筋の起始部:橈骨でひろく。詳しくはアトラス。プロメテコアP313など。

===依藤メモ===

*上腕二頭筋は回外作用を持つことに注意:この筋の収縮で回外が起きるメカニズムを把握しておくこと。上腕二頭筋の作用のために回外の力は回内より強い。そのため、ドライバー(ねじ回し)はネジを締める方向が回外運動側になっている。(骨学の際に伝えたことの繰り返し)

*尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面の尺骨神経溝を通ることに注意。肘のこの部位を固いものにぶち当てると前腕・手に電気が走る。また、手でこの部位を探ると指先にひも状の尺骨神経を確認できるとともに異常な感覚を感じることができる。

*p.37 左カラム17. 「尺側手根屈筋の2頭」とは尺骨頭と上腕頭。

*上腕における正中神経と筋皮神経の交通枝:変異として本来筋皮神経に入るべき神経線維が正中神経に入り、その走行の途中で筋皮神経に交通枝を出して戻ることがあります。(その逆の、正中神経の線維が筋皮神経経由で交通枝を通して戻ってくることもあり。)

*実習書の誤記:P.33 図2.17 橈側動脈→橈骨動脈

*漢字の誤り:烏(×鳥)、腕(11画目にハネ)、腋窩(×下)

*手首での浅指屈筋の腱は多くの場合2階建に配列しています。第3指、第4指への腱が上に、第2指、第5指への腱が下になり、全てが並列にはなっていません。このような点も観察してみて下さい。