Week2 Day3 骨学自由上肢、肩甲部、胸筋部

午前
8:40- 骨学講義
9:20- 骨学実習開始
11:00  半分終了
11:30 全班終了


午後
12:30-  適宜、解剖実習開始
13:00 今日の実習の注意事項
15:30 肩甲部を終える班がちらほら
17:00 1班目終了
18:00 半分の班が終了
19:15 あと3班
19:30 全班終了

依藤メモ
*個体番号の書かれたリストバンドはとって構いませんが、絶対になくさないこと。(ご遺体を包むビニール袋の隅等に置き、保存しておく。)
*本日の実習範囲はp19「表在静脈と皮神経」からp27「胸筋部の筋群」の終わりまで(「腋窩」の前まで)です。
*前胸部、上肢の皮膚は背部と異なり、薄いのでメスを入れる深さに注意。上肢の皮神経の剖出は時間の関係で内側前腕皮神経のみで可(色糸でマークしておく)。皮静脈は点滴などに利用されることがあるので、きちんと剖出、観察する。
*男性のご遺体では乳腺の観察はおこなわないので、大胸筋の筋膜をはぐときに皮下組織ごと乳頭、乳輪などもとってしまって可。
*小円筋は稀に棘下筋と癒合していることがあります。
*P.22 15. :肩甲上動脈、肩甲上神経の観察方法は続きの16.以下に記載されているので、それを先に読んでから剖出に入ること。
*P.23 左カラム1行目:棘上筋の切断部位「肩甲骨上角から5cm外側」とありますが、日本人では4-4.5cm程度が適当です。
*P.23左カラム 回旋筋腱板の概念は四十肩、五十肩などの肩のトラブルの理解に大事。成書できちんと調べ理解しておくこと。
*P.23 図2.5の誤り:この図では上腕三頭筋の外側頭の腱が上腕骨頭の方まで続いているが、これは誤り。腋窩神経、後上腕回旋動脈は外科頸に直接接しながら廻る。
*乳房の解剖・観察のところは男性を担当している班は女性担当の班で見せてもらうこと。
*女性の乳腺、脊髄は配布のビニール袋にいれ、ご遺体のそばに置いて保存して下さい。
*P.25 右カラム 1. 2行目(図2.7)→(図2.8)に訂正。
*P.25 右カラム 2. 大胸筋の起始は鎖骨頭、胸肋頭の他に腹直筋鞘(外腹斜筋腱膜)から始まる部分があることに注意。
*P.26 18. :この段階では胸肩峰動脈の枝のみを確認すればよく、胸肩峰動脈が腋窩動脈から分枝するところは次項の「腋窩」で観察する。
*A-4、D-2班の左側で肩甲上動脈が靭帯の下を通る変異。出現率約1%。