Week7 Day2 発生学、前説、実習

  • 8:43~10:00 心臓血管系の発生
  • 10:10~11:09 消化器系・呼吸器系の発生

スライド訂正:消化器系・呼吸器系の発生、9枚目のスライド、「中腸〜後腸では腹側だけ」→「中腸〜後腸では背側だけ」

講義前に組織学試験の担当分(皮膚・リンパ系)の説明を少し。平均=0.68、SD=0.18、最大=1。

  • 13:00~13:55 骨盤部の実習の説明
  • 14:05~ 実習:後腹膜、腰神経叢、横隔膜
  • 15:40 3班でおわり、16:00 10班でおわり
  • 17:30 終了

実習室モニタのメモ

*P98右カラム 2.大腰筋:近頃「整体」で はやりの骨盤矯正にかかわる「インナーマッスル」の代表的筋肉。ヒレ肉は動物のこの筋にあたる。
*P98右カラム 腰神経叢:変異も多く、必ずしも教科書・図譜通りに剖出できるとは限らないが、分布域、走行、太さなどから判断、同定する。
*P98右カラム 5.腸腰靱帯: L4,L5横突起(肋骨突起)から腸骨稜へ張る強い靱帯。
*P99右カラム 2.腰内臓神経:腰部交感神経幹からおこる通常4個の神経で、第5腰椎上に神経叢をつくる。
*P100 横隔膜:1)名前は「膜」とついていますが、本態は骨格筋です。腹式呼吸の主役。収縮するとドーム状の横隔膜のドームが下に下り、胸膜腔が広がって肺の中に空気が入ります。起始は実習書にも記してあるとおり、腰椎、肋骨、胸骨(剣状突起)で、停止は中央にある腱中心です。
 2)横隔膜の穴、脆弱部を介して胃や腸管、大網などが胸腔内に膨出することがあり、これが横隔膜ヘルニアである。先天性のものと後天性のものが区別される。どのような種類の横隔膜ヘルニアがあるか、調べてみよ。
*P100左カラム 3.「食道裂孔は右脚にある開口部」とあるが、食道裂孔自体は正中やや左寄りにあるのに何故右脚にあるのかは、その周囲を囲む筋線維がほとんどのものが右脚へと流れるため。
*P101左カラム 臨床との関連:肝臓の病変が横隔膜に波及すると右肩に関連痛(放散痛)をきたす事がある。そのメカニズムは押さえておくこと。