WEEK7 Day2 骨盤部の講義・特別講義・後腹膜臓器

Retroperitoneum – Sobotta's Atlas and Text-book of Human Anatomy 1906

午前

  • 骨盤部の講義
  • 骨盤の骨学実習の前説
  • 特別講義:骨盤部消化管の内視鏡、形成外科

午後

  • 腹部エコーの復習
    • 上腹部臓器の前後の位置関係
    • 被膜のある臓器とない臓器
    • 腹膜腔の陥凹部
    • 腐女医が行く!!
  •  横断標本あります
    • 位置関係の復習に
    • 出題にも利用されます
    • 写真が共有ドライブにあります
  •  消化管の取り出し
    • 剥離して切断結紮して切断:外科手術の基本手技でもある
    • 剥離と切断
      • 肝臓・脾臓・膵臓・十二指腸・上行結腸・下行結腸・S字結腸
      • もともと間膜があったものが後腹壁に癒着した(グレイ図4.13, 4.149)
      • 発生を逆回しするようにきれいにはがせる。血管や神経は膜を横切らない下の本をみよう)ので、出血が少なく済む
      • あとは間膜と腹腔動脈、腸間膜動脈、肝静脈を切ればよい
    • 結紮と切断
      • 胆管、血管など(腸管に使うのは解剖だけ)
      • 結紮用にたこ糸が用意されている
    • 保存用にポリ袋が用意されている
イラストレイテッド外科手術―膜の解剖からみた術式のポイント

イラストレイテッド外科手術―膜の解剖からみた術式のポイント

尚, 篠原, 尚彦, 牧野, 惠文, 水野
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  • 後腹膜臓器
    • 腎臓
      • 脂肪をみてもいきなりむしらない!
      • 腎臓のまわりの脂肪は、腎臓の脂肪被膜で、それを包むのが腎筋膜(ゲロタ筋膜)(グレイ図4.152)
      • 腎がんで腎臓を摘出するとき、これらの筋膜に包まれたまま、一体で(en bloc)摘出すると、播種させずにがんを取り除ける。腫瘍径4cmが部分切除か全摘かの目安
      • モリソン窩(だったところ)をもう一度
    • 尿管
      • 狭窄部はどこか
      • 交差するもの
        • 女性では子宮動脈とも交差する(骨盤部の解剖でみる)
      • 尿管結石の関連痛を教科書で調べる
    • 必ずみつけよう
      • 上・中・下副腎動脈(グレイ図4.163)
        • 下横隔動脈から
        • 腹大動脈から
        • 腎動脈から
      • 精巣・卵巣動静脈(グレイ図4.166)
  •  後腹壁(予備)
    • 腰神経叢の解剖では大腰筋をむしる必要がある。その前に同定できる枝を同定しておく(グレイ図4.174)
    • 神経の枝の同定は、行き先で
    • むしるのは一側で(同定のうまくいった方)
  • 解剖所見
    • わすれないうちにメモしておこう
    • Word書類(共有ドライブにある)に打ち込んでWebで提出するか、フォームに直接記載して送信(提出先は別途連絡します)
      • よい記載例:肝臓のS8に4×3cmの卵円形の嚢胞が1つ、1cmの球形の嚢胞が2つあり、淡褐色透明な液体で満たされていた
      • わるい記載例:肝臓に孔が空いていた(位置、数、大きさ、性状など具体的でない)

進捗

  • 13時、前説
  • 13:10、ブリーフィングしてスタート
  • (腰神経叢は省略せずにできそう)
  • 15:30、6班おわり
  • 15:45、11班おわり
  • 17時、作業終わり。復習後17:30終了