Day 10 Week 3 上腕、肘窩、前腕

お知らせ第一回試験における英単語の扱い

  • 設問は、「日本語単語があって、その英単語を問う」スタイルです。
  • 範囲は、必須英単語のプリント(計3枚)。第1,2回骨学実習プリントの赤字。
  • (これは、第一回試験に適用するお知らせです、念のため。)

午前 上腕・肘窩。午後 前腕の屈筋。

8:40 開始の合図。スケッチチェック。9:00 出席確認2名不在。9:19 全員出席。15:05 ひと班終了。15:00 終了第一波。17:00 残り4班、復習6班。

上肢理解のポイント(依藤、実習室内で配布したプリント)

  1. 上肢の運動に関係する筋を筋群あるいは区画にわけて理解する。
  2. 上肢の神経支配を神経損傷による運動・感覚障害との関連で理解する。
  3. 上肢の血管支配・走行の概要を把握する。
  4. 種々の断面での筋群、血管・神経の配置を理解する。
  5. 上肢の関節運動の特性との関連で、関節とその付属物(靱帯など)について理解する。

作業に関するQ&A

  • 尺骨粗面:実習書では省略してある。それ以外の書籍では記載有り。
  • 上・下尺側側副動脈:見つけられないことがあった。失ったか。
  • 上腕二頭筋腱膜:もう見えない。前腕の筋の表面がたもたれていなければ。
  • 前腕の筋を同定:引っ張るとどの指が動くか。筋の同定は、起始停止が基本。でも今日はまだ見えない場合もある。
  • 前骨間神経:動脈といっしょに走る。
  • 浅指屈筋:起始は上腕骨、尺骨、橈骨。手順では、これらのうち、橈骨の起始部を…。
  • 長掌筋:見つからないのは、欠損でしょう。自分や友人にはありますか。

依藤メモ

  • 上腕二頭筋は回外作用を持つことに注意:この筋の収縮で回外が起きるメカニズムを把握しておくこと。上腕二頭筋の作用のために回外の力は回内より強い。そのため、ドライバー(ねじ回し)はネジを締める方向が回外運動側になっている。
  • 尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面の尺骨神経溝を通ることに注意。肘のこの部位を固いものにぶち当てると前腕・手に電気が走る。また、手でこの部位を探ると指先にひも状の尺骨神経を確認できるとともに異常な感覚を感じることができる。
  • p.37 左カラム17. 「尺側手根屈筋の2頭」とは尺骨頭と上腕頭。
  • 上腕における正中神経と筋皮神経の交通枝:変異として本来筋皮神経に入るべき神経線維が正中神経に入り、その走行の途中で筋皮神経に交通枝を出して戻ることがあります。見つけたら教員に連絡して下さい。 <4件ありました>
  • 実習書の誤記:P.33 図2.17 橈側動脈→橈骨動脈