胸部CTの課題について

胸部の解剖に先立って、CTをみて胸部の気づいたポイントをチェックリストに記入して提出してもらいました。

先週から今週にかけて胸部の解剖をする中で、チェックされたポイントを実際の解剖体で検証してください。CTでみえたものが実際にはどうだったのか。色や硬さはCTではわからないですね。そういうところをみていくといいです。

その結果をまとめて、Googleフォームから提出してください(アドレスはメールで通知済み)。要件は以下の4つです。

  1. 解剖前に得られていたCT所見について、1つを選んで記入。2のCT画像についての説明もここに記す。どこのどの向きのスライスか、画像に追加した矢印などが何を指しているかなどを説明する。
    • 【例】両側に胸水貯留がみられた。図はT7付近のスライス(肺野条件)。矢印は胸水を示す。
  2. 1で述べたポイントのわかるCT画像をアップロード。着目するポイントを矢印などで明示する。DICOM画像からJPEG、PNGなどの画像ファイルに書き出すこと。複数の画像を組み合わせる場合には、あらかじめ1つの画像にまとめること。10MBまで。できればファイル名を「班番号-CT」とされたい(必須ではない)
  3. CT所見に対応する解剖所見を記載する。下のスケッチについての説明もここに記す。何をどの向きで描いたか、画像に追加した矢印などが何を指しているかなどを説明する。
    • 【例】両側の胸膜腔の背側に100ml程度の赤褐色のゲル状の物質が貯留していた。図は、右胸膜腔で、矢印でゲル状物質を示す。
  4. 3の項目に対応するスケッチをアップロード(オプション;文章だけで伝わるならナシでもよい)。着目するポイントを矢印などで明示する。図の向き(体の頭尾・左右・背腹がどちらか)を十字の矢印(地図などで使われる方角を示す記号)などで明示する。スケッチを撮影またはスキャンしてJPEG、PNGなどの画像ファイルするか、初めからiPadなどでスケッチし画像ファイルに書き出す。10MBまで。ファイル名を「班番号-S」とされたい(必須ではない)

〆切は、12月9日8時。(2回目の中間試験の翌朝)

提出するとコピーがメールで届きます。提出は1回だけですが、修正用リンクで修正できます。

困った?

  • 目立ったCT所見も解剖所見もなかった
    • その旨を文章と画像で示せばOKです。少なくとも死亡してはいるので、何もないということはなさそう。改めて見直してはみてください。
  • CTではわからなかったが、解剖して気づいたポイントがある。
    • CTを見返して、その旨を文章と画像で示してください。
  • CTがよくわからない。
    • 解剖台備え付けの読影所見を参考に、ググる、図書館でテキストをみる、授業のプリントをみる、など。

同様のを腹部でもやれそうです。