機能形態学Zoomスタジオ

Zoom講義用に、実験室の一角にZoom用スタジオを設置した。授業期間が終わればバラして実験室に戻すので、記録を残しておく。
USB-Cのある端末で使うことを想定している。
- MacBookでZoomを使い、Keynoteの画面をZoomで共有する
- iPadをリモコンとして使い、ペンでスライドに書き込む
- セカンドディスプレイで参加者リストとチャットを表示させる
装置・物品
USB-Cの多目的ハブ。Webカメラ、Ethernet、USB-C電源をハブに接続する。ハブをMacBookに接続すると、MacBookにも電源供給され、Webカメラ、Ethernetへの接続ができる。USB-Cポートが1つしかない端末でも使える。ディスプレイにHDMI入力があれば、ディスプレイにもつながる
フルHD、広角レンズ、USB-C接続のWebカメラ。三脚座があるので、テーブルトップ三脚に載せている
グリーンスクリーンを背景に使うと、バーチャル背景を使う時に被写体の切り抜きがキレイに処理される。StreamCamでは、スクリーンを横向きに垂らしてギリギリのサイズ。2メートルの竹竿(カインズで100円)とビニール紐を使って、天井から吊した。
実験室で作業用に使っていたライトを流用。壁に当てて間接光にしている。
もともと実験室にあった作業台。
ヘッドセットとして使用。講義を3コマつづけてやると、バッテリーがギリギリ
検討したもの
- MacBook Proの内蔵マイク:AirPodsの接続が切れれば自動的にこれに戻り使える状態になる。部屋の環境音の成分が増えるので、すこし遠くに聞こえる。タイプ音が入る。ハウリングすることがある
- MacBook Proの内蔵カメラ:カメラの向きが画面の向きで規定される
- StreamCamのマイク:切り替えてすぐ使える。MacBook Proより離して置いてあるので、音がさらに遠くに聞こえる
- Bose QuietComfort 35:Bluetooth接続のノイズキャンセリングヘッドホン。AirPods Proと同様に使える。夏季は暑い。あらかじめMacBook Proに接続しておかないと、切り替えでまごつく
- FiiO BTR3K:Bluetooth接続のヘッドホンアンプ。小さなマイクが内蔵されているので、普通の有線のヘッドフォンを接続してヘッドセットの代わりになる。再生音の音質はよいが、マイクの音質はよくない
- TASCAM DR-07X:デジタルレコーダー。ハブにUSBで接続すると、マイクとして使える。その状態まで電源オン、USB設定切り替え、録音スタンバイの操作が必要なので、あらかじめ使える状態にしておいたほうがよい。音質はよい。手もとの場所をとる。ふつうのUSB指向性マイクのほうがよさそう
- EOS Webcam Utility:キヤノンのカメラをWebカメラとして使えるソフトウエア。画質がよい。授業ではスライドの画面共有が主なので、高画質は必要ない。Webカメラが入手困難なときに試した。Mac版はベータ
- iPad:画面共有をすると、参加者やチャットが見づらくなる
音声の入力装置のすばやい切り替えかた
- あらかじめZoomの音声入出力をシステム設定に従うように設定しておく。Zoomでシステム環境設定とは独立に切り替えられるが、設定の自由度が増えてまごつく
- 「システム環境設定」の「サウンド」で、「メニューバーに音量を表示」にチェック
- メニューバーのスピーカーのアイコンを、optionキーを押しながらクリック
- 現れるメニューで入出力を切り替える
ホストとしての注意点
- 有線LANを使う。途切れることが少ない
- ヘッドセットを使う。端末のマイクとスピーカーだと、ハウリングしたり、話し始めが途切れたりしがち
- 授業が終わっても数分Zoomを切らないでおく。質問待ち、チャットのテキスト保存のタイミング確保など
- 画面共有、全画面表示などで操作ボタン、参加者リスト、チャットのレイアウトが変わるので、確認しておく
- 画面共有時はカメラオフ。オンのままだとその分クライアント側でスライドが小さくなる