自宅で予習する解剖学

通し読んで、解剖学のパースペクティブを掴んでしまおう。『グレイ解剖学』は、局所解剖学(部位ごとに記載された解剖学)とそれを補う医療画像(CTなど)のテキスト。臨床関連事項が多い。美しいイラスト、明快な文章、整ったレイアウトで読みやすい。各章とも概要のあとに詳しい解説がある。概要の部分だけ先に読むといい。電子版が附属しているので、iPadなどでも読める。レビュー

解剖学を超えていろいろなうんちくも交えて印象的に学べる。図は楽しげなイラストだけれども、解剖学的に正確でないといけない場面では正確に描かれている。そのあたりはやっぱり解剖学者。レビュー

写真を使ったアトラス(図だけのテキスト)。本書の解剖体はとてもていねいに解剖されていて、撮影技術もすばらしく、構造をみてとるのがたやすい。実際に自分で解剖すると、このアトラスでは取り除かれている結合組織と格闘することになる。結合組織の向こう側にあるもののイメージを掴んでおこう。レビュー

人体発生学(人体が胎内でできあがる仕組みの学問)を習うと、できあがった人体の構造をよりよく理解できる。解剖学の前に勉強してもよいし、後でもよい。レビュー