753人のナースが実際に聞かれて困った! 日常ケアのエビデンス
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753人のナースが実際に聞かれて困った! 日常ケアのエビデンス (〈1〉) (ナース専科ポケットブックシリーズ)
道又元裕, 露木菜緒
1,417円(01/16 09:03時点)
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今日の医療では「エビデンス」、つまり科学的に確証された根拠が求められる。医師の行う診療はもちろん、主に看護師の担当する「看護ケア」も同じだ。
現場のケアではそれぞれに流儀があり、日常の診療がそれで回っているので、医師も何気なく指示をしてしまうこともなくはない。しかし、ケアの指示を発し結果責任を負う医師として、そのエビデンスを看護師らとも共有しておくことが重要だ。
本書は看護師向けのテキストだが、文庫サイズに重要なことがコンパクトにまとまっていて、医学生にも参考になるだろう。改めて訊かれると説明に窮するようなポイントも少なくない。
エビデンスを見逃しがちなケアをエピソードにしたマンガでトピックが始まり、その答えと解説が続く。登場するのはプリセプター制度の先輩後輩だ。
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マンガでトピックを提起
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エビデンスに基づいて解説
取り上げられたエビデンスは少なからず解剖学に基づいている。
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痰の排出を促す体位ドレナージ。肺区域の位置や区域気管支の向きを理解しておく必要がある
![IMG_2826](https://i0.wp.com/anatomy.med.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_2826.jpg?resize=2048%2C1536)
腹腔ドレーン。モリソン窩、ダグラス窩、網嚢など、解剖学実習でもみた。
解説には少しわかりにくいところもある。巻末には用語集が付いている。診療では解剖学用語より通称が使われることも多い(網嚢孔ではなくウインスロー孔など)。
![IMG_2827](https://i0.wp.com/anatomy.med.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_2827.jpg?resize=2048%2C1536)
用語集
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