第3回実習試験解説

1. グレイ解剖学参照


2.
(1) a. 腰仙骨神経幹が骨盤骨折で損傷されることがある。腰仙骨神経幹はL4前枝の大部分とL5前枝を含む
(2) e. 大腿方形筋は転子間稜に停止
(3) e. 脛骨神経麻痺
(4) b. 外側側副靱帯損傷。腫脹部位と引出し兆候陰性から
(5) c. 大腿骨頸部を取り巻く。大腿骨頭も栄養しているので、損傷すると大腿骨頭壊死の危険がある
(6) a. 下殿神経損傷。大殿筋への筋注は非常識、実習書の記述には大きくバッテンを
(7) d. 小学校高学年から高校くらいに好発、運動による牽引力により、膝蓋靭帯の付着部の炎症や剥離骨折(問題の写真)が起こる
(8) d. 第5中足骨に停止
(9) d. 結石が上位尿路にあれば季肋部に関連痛がおこる。陰茎部尿道は外陰部と同じ陰部神経支配なので、外陰部に放散することがある
(10) c
(11) d
(12) e. 大腿骨頭の後方を走行する
(13) e. 大腿動脈の分岐を知っていれば
(14) e. この筋の立体的な走行は簡単ではない
(15) b. 門脈圧亢進症のとき痔核になる
(16) b. 大腿の内側コンパートメントの内転筋群を支配する
(17) d. 体表の知覚と同じ
(18) c
(19) c. 卵巣動脈の沿ってリンパ転移する
(20) b. 女性生殖器は中腎傍管から、男性生殖器は中腎管から。ウォルフ管、ミュラー管という別称も忘れずに
3.
(1) 主治医は、MRIで前十字靭帯損傷を確認し、その他の軟部組織についても損傷の有無を知ろうとした。受傷のようすや膝の著明な腫脹から前十字靭帯損傷が疑われ、前方引き出し兆候とラックマンテストがそれを裏付けている。しかし他のテスト結果はあいまいなので、他の軟部組織の損傷は定かでない
(2) 子宮の摘出時に尿管を損傷し、尿が腹膜腔内に漏出した。尿管は基靱帯内で子宮動脈と交差しているため、子宮動脈の結紮時に損傷されることがある