Grant’s Atlas of Anatomy, 14E

グラント解剖学図譜』の原著が改訂された。これまでの改訂とは大きく異なったのが、図のオーバーホールだ(表紙にそれが示されている)。

初版の図は、原著者らの制作した解剖標本を丹念にスケッチした木炭画で、白黒だった。彩色されたのは後の改訂である。原図の上に色版が重ねられたり、原画を撮影した写真に色インクで彩色(hand-coloring)されたりした。最近の改訂では、デジタル処理によって彩色されている。

今回の改訂ではデジタル処理が組織的に施された。原図の鮮鋭度が増し、色の彩度が上がり、動脈・静脈・神経・内臓などの色コードが統一された。原図の正確性が失われないよう、イラストレーターらと著者らとで慎重に作業されたという。

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左から、木炭画の原図、写真に彩色したもの、デジタル処理によるもの

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上が原著第13版の日本語版、下が原著第14版。左ページが彩色線画、右ページが彩色木炭画

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上が原著第13版の日本語版、下が原著第14版。右ページの写真や模式図が新しいイラストになっている。左ページは鉛筆画に彩色したもの

診療画像も、古いものが新しい技術のものに差し替えられた。

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下に置かれているのが原著第13版の日本語版、上に重ねられているのが原著第14版。現在はあまり使われない気管支造影が、CTによる立体構築像に差し替えられた。

もうひとつ重要な変更が、章の順序が一部入れ替えられたことだ。『グラント解剖学実習』と同じになった(サムネールの色分けは合っていないが)。

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左が原著第13版の日本語版、右が原著第14版。

原著第14版:

  1. 背部
  2. 上肢
  3. 胸部
  4. 腹部
  5. 骨盤部・会陰部
  6. 下肢
  7. 頭部
  8. 頸部
  9. 脳神経

原著第13版:

  1. 胸部
  2. 腹部
  3. 骨盤部・会陰部
  4. 背部
  5. 下肢
  6. 上肢
  7. 頭部
  8. 頸部
  9. 脳神経

『グラント解剖学実習』日本語版

  1. 背部
  2. 上肢
  3. 胸部
  4. 腹部
  5. 骨盤部・会陰部
  6. 下肢
  7. 頭頸部
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