2017年度解剖学の授業についての調査

2017年度の解剖学の授業について、履修生にアンケート調査を実施した。

調査1

  • 調査方法:冊子
  • 調査日:12月5日の第3回試験の直前
  • 回収率:集計中

調査2

  • 調査方法:ウエブフォーム(必修の感想文に合わせて)
  • 調査日:12月20〜26日
  • 回収率:96%

調査1

MeAV Anatomieについて

MeAV Anatomieは、概ね役立っていた。特に、解剖中、解剖後にみたり、解剖しにくい場所を見たりするのに役立っていた。実地試験に出題されることもあり、ラベル表示は実際によく使われていた。

コメントと回答
  • 学内どこでも見られるように、台数を増やして、コンテンツ増やして:技術的にはPCやiPadで学内ならみられます。クライアントごとにライセンス料が必要です
  • ラベルに不正確なのが、検索が使いにくい、剖出を改善して、フリーズする:メーカーに伝えます
  • 3Dが疲れる、見にくい:画面上のボタンで3D/2Dを切り替えられます

CT、iPad、エコー

CTは役立ってはいたようだが、CT画像の扱いに関しては、課題が班に1部になったこともあり(始めは全員)、よく習得できたのは少数になるようだ。iPadはよく役立っていた。

エコーについては、よく興味を引いたようだが、理解については改善の余地があった。

コメントと回答
  • エコーを好きなときにみたかった:期間中エコーを出しておくなど検討します
  • 4年生でもっと勉強したい!:いいと思います
  • 自分のiPadにもOsiriX HDを入れたかったけど有料で…:無料のアプリもあります(MPRはできません)
  • 個人のiPadにOsiriX HDを入れられるようにして:Volume Purchase Programという一括購入の制度はありますが、買わないといけないのは同じ。個人で買った方が長く使えるかと
  • 横断標本を学習したら、CTが格段に読めるようになった:よかったです
  • 機械が苦手なのでCTやエコーは任意参加にして:電カルも使えないとかだと(電カルで画像もみます)、おいしゃさまの仕事できないかも

ITサービス

ITサービスに関して、概ね好評を得た。特に、Googleカレンダーが高評価で、アクセス頻度も高かった(下記)。他の授業でも取り入れて欲しいとの意見もみられた。

LINEなど他のシステムの可能性については、芳しい評価は得られなかった。LINEに関して、履修生の利用率が100%であることから有用性は高そうだが、タイムラインがごちゃつくのは嫌われるかもしれない。また、ブログなどと連携させるための仕組みがLINEにはないので、現在のサービスに組み入れる実現可能性は低い。Moodleや教務システムは現在のサービスを満たせない。

コメントと回答

使用頻度・アクセス頻度

使用頻度にはサービス・機器により差があった。実際、ファイルサーバなど毎日使うようなものでもないのは確かだ。iPadの使用頻度、解剖予定表のアクセス頻度は高かった。MeAV Anatomieについては、台数が足らないとの意見がいくつかあった。

教員評価

機能形態学の教員および他の分担教員には、おおむね高評価(>4)をいただいた。

教科書・参考書

教科書・参考書について、グラント解剖学実習、グレイ解剖学、イラスト解剖学、プロメテウス解剖学コアアトラス、解剖学カラーアトラスの所有率が高く、評価も高かった。教科書やアトラスの所有率がこれだけ高いのは、他学では少ないかも知れない。初日に教科書即売会をするなど、プロモーションに努めたのが効果あったと思われる。

授業全体について

授業全体について、おおむね高評価が得られた。実習の時間配分については、時間が余ることがあったとの意見がいくつかあった。曜日などとの兼ね合いで調整仕切れない部分はあるが、今年度の実況に照らして改善していきたい。

調査2

解剖班について

コンピュータ・プログラムで最適化された解剖班に関して感想をしらべ、概ね好評を得られた。1年生の医学概論実習(ランダム)、2年生のチーム医療実習(学籍番号順)と比較しても、解剖班の方が好評だった。

グラフはいずれもリッカートプロット(中立の回答を「0%」に揃えた積み重ね棒グラフ)で、薄い方が解剖班について好評価。

 

英語について

医学英語を実地に学ぶ機会として、解剖学の授業で英語の解剖学用語をリストにし、そこから試験に出題した(配点にして全体の6%)。英単語リストはQuizletアプリ上でコンテンツ化し、日英の音声を付けた。また、2年生前・後期の医学英語の授業となるべく連携させて、解剖学の授業の前から解剖学用語に馴染めるようにした。後期の医学英語の授業では人体粘土模型Anatomy in Clayを使い、解剖学実習の復習にもなるよう配慮した。

解剖学で英語を学ぶことにはおおむね賛同されていた。医学英語の授業は解剖学の授業に役立つとも考えられていた。解剖学の授業での英単語リストも、高評価が得られた。

Quizleに関しては、概ね高評価だったものの、低評価の割合が若干増えた。使用頻度を見ると、週に数回以上使っていた者の割合は、アプリが4割、ブラウザが2割だった。アプリを使って学習すること自体への慣れが評価にも影響したかと考えられる。発音を聞けることに関しては高評価が得られた。

英単語テストの平均点とQuizlet使用頻度との相関を調べると、正の相関がみられた。

自己学習時間について

別記事に掲載

調査方法について

2種類の調査方法について、一長一短あり、どちらがよいとの判断をしかねていた。実際の意向を調べるため、昨年度には紙の質問票にあった設問の一部を、今年度はウエブフォームに移し、設問数を増やした。後に実施したウエブフォームでどちらがよいかと問うと、ウエブがよいとの回答が大部分になった。次年度よりウエブフォームを増やすことになろう。

 

更新履歴

  • 2018/1/17 データ追加
  • 2018/1/16 データ追加
  • 2018/1/12 教員評価を追加